Sibeliuksen Puisto &
Cafe Regatta

シベリウス公園と
カフェ・レガッタ

ダミーダミーダミーダミーダミーダミー
朝一番にシベリウス公園に行くために、その日は中央駅からいつもの3Tトラムに乗って、最寄りのToolontori駅へ。そこから海岸へ向かって徒歩5分くらい。
白樺の林の抜けると、海の近くにシベリウスのモニュメントがあります。

2013 Photo & Text_Scandinavian fika.

Sibeliuksen Puisto

白樺の樹

その日は朝一番にシベリウス公園に行くため、ヘルシンキ中央駅前のソコス ホテル ヴァークナ〈Original Sokos Hotel Vaakuna〉裏の〈Lasipalatsi〉駅から1番トラムに乗って約12分、最寄りの〈Toolontori〉駅へ。そこから西の海岸へ向かって徒歩5分くらい。白樺の林の抜けると、海の近くにシベリウスのモニュメントがあります。
フィンランドを代表する白樺の樹々を見ていると、不思議と心が安らぎます。木の香りや木目。感触。ぬくもり。北欧の白樺は、日本の檜のような癒しを与えてくれます。
去年の夏に家をリフォームしたとき、床をすべて無垢の白樺(バーチ材)のフローリングに張り替えました。完成後、はだしで初めて無垢の白樺の上を歩いた時の感動は忘れられません。夏はひんやりと冷たく、冬はあたたかい。木は家の一部になっても、家具の一つになっても、呼吸しているのです。
アアルトのスツール60もバーチを使っています。似たような椅子は安くていくらでも売ってますが、スツール60に触れてみれば、バーチ材の素晴らしさがすぐにわかります。美しく、なめらかで、ぬくもりがあることに。
フィンランド語がわからなくても、フィンランド人のことがわからなくても、五感を通して、いつもそばにあるフィンランドを感じているのです。

シベリウス公園

交響詩『フィンランディア』などで知られる、フィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウス〈Jean Sibelius〉。彼の80歳の誕生日を記念して1945年に命名されたのがシベリウス公園〈Sibeliuksen puisto〉。市民の憩いの公園の中央には、1967年に女流彫刻家のエイラ・ヒルトゥネンによってつくられたシベリウスの肖像彫刻と、ステンレスパイプの巨大なモニュメントがあります。
シベリウスの顔のオブジェはかなりインパクトがあります。顔のまわりにひらひらとなにかがくっついていて、ずっとシベリウスの大きな耳だと思っていましたが、これは音楽をあらわしているそうです。そして1967年当時にこんなステンレス彫刻が作られたことは、すごい技術の結晶だったとか。
シベリウス公園はバスツアーの観光客がいっぱいで、なかなかモニュメントの写真が撮れないと聞きましたが、私が行った朝は、自分以外誰もいませんでした。
パイプオルガンやフィンランドの森をイメージさせる巨大モニュメントに耳をあてると、不思議な音が聞こえてくるという本当か嘘かわからないウワサを耳にしました。
誰もいない公園に立って、大きく深呼吸すると、風にそよぐ木々の中で音のない音楽が流れているような、不思議な気持ちになりました。

赤い小屋のカフェ・レガッタ

ヘルシンキ西のシベリウス公園〈Sibeliuksen puisto〉を訪れたら、海の向こうに、「CAFE」と書かれた赤い小屋がすぐ見つかるはず。築100年以上のコテージをお店にした可愛いカフェ・レガッタ〈Cafe Regatta〉は、ヘルシンキっ子に愛される名物カフェ。レガッタとはカヤックのことなのだとか。フィンランド湾の穏やかな海を眺めながら、絶品シナモンロールとコーヒーをいただきます!
(朝8時から夜23時まで毎日営業。クリスマスも休みません!) 
日が沈まない夏の空の下も最高だけど、冬の海も魅力的。みんな焚き火に集まって、コーヒーで体を温めるそう。焚き火であぶったマッカラ(ソーセージ)は、ぜったいおいしいに決まってる!

Sibeliuksen puisto

Helsinki|Finland

シベリウス公園

アクセス
中央駅近くの〈Lasipalatsi〉駅から
1番トラムに乗って約12分。
〈Toolontori〉駅で下車。

カフェ・レガッタ
caferegatta.fi

Visit Finland
www.visitfinland.com


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