北欧フィーカ|エストニア・タリンの アーモンド菓子と ガトーショコラ。|バルト三国|Scandinavian fika.

デンマーク・スウェーデン・フィンランド、北欧デザインの旅。

エストニア・タリンの アーモンド菓子と ガトーショコラ。

ヘルシンキからバルト海を渡って、バルト三国のひとつ、エストニアへ。
「おとぎの国」とうたわれる、世界遺産タリンの旧市街。時を超えて中世の石畳の小径に迷い込めば、まだ知らなかった北欧の美しさが見えてくる。

甘い香りに誘われて、おとぎの国 タリンの夢はつづきます。

<エストニア・タリンの旅2 後編>
>> エストニア・タリン編(前編)と合わせてご覧ください。
>> エストニア・タリン 旅の基本情報

□写真上/ 1937年創業の老舗チョコレートカフェ「Pierre Chocolaterie」 のある「職人たちの中庭」
□写真左/ タリン名物のアーモンド菓子、マクス・マンテルの屋台。

Tallinn, Eesti

世界遺産 タリン 

北ヨーロッパ、バルト海の北東に位置するバルト三国のひとつ、エストニア(Estonia/Eesti)。1度でも世界遺産タリン(Tallinn)の旧市街を訪れれば、800年の歴史の中で大切に守られてきた中世のままの美しい街並みに心を奪われることでしょう。とんがり屋根やパステル色の建物に魅せられて、夢見心地な旅は続きます(タリン編・前編もどうぞ)
エストニア共和国の首都タリンは、ロシアや旧ソ連時代の面影が感じられる建物が多く残されています。でも、フィンランド湾に面したこの都は、13世紀にデンマーク人によって作られました。「タリン」はエストニア語で 「デンマーク人の城」という意味なのだそうです。
約2kmの城壁に囲まれたタリン旧市街は、商人や職人たちが築いた下町(アルーリン)と、貴族たちが暮らした山の手(トームペア)に分かれていて、2つのエリアは「長い足」という意味のピック・ヤルク(Pikk Jalg)と、「短い足」リュヒケ・ヤルク(Luhike Jalg)の2本の道で結ばれています。山の手のトーンペア地区を目指して、急な坂と階段アリの近道「短い足」をすすみます。
トーンペア城(Toompea loss)を通って、やってきたのはトームペアの丘にある見晴らしの展望台。タリンの主のような、白いカモメがお出迎え。
「やあ、よく来たね。この景色を見たら、きっとタリンのとりこになるよ」

2016.7. update.

Toompea

トームペアの丘

トームペアの丘には世界遺産タリンの旧市街を一望できる絶景の展望台、パットクリ展望台(Patkuli Vaateplats)コフトウッツァ展望台(Kohtuotsa Vaateplats)があります。
フェリーでタリン港に着いたころは小雨が降っていて、今日は良い写真が撮れないかもと凹みぎみでしたが、「短い足」リュヒケ・ヤルクの急な階段を1段づつ上るたび雨雲が流れてゆき、パットクリ展望台に立つと、嘘のように空から光がさしてきました。
まるでおとぎの国のような、中世のタリンの美しい街並み。とんがり屋根の塔と、ひときわ高くそびえる聖オレフ教会(Oleviste Kogudus)。800年という時が流れようとも、タリンは色褪せることなく輝き、淡いピンクのようなオレンジのような、やわらかな色につつまれています。感動的で、うっとりと恋に落ちる街。また会いたくなる、タリン。雪化粧の冬は、どれほど美しいことでしょう。

高さ123メートルの聖オレフ教会の塔の上からの景色も絶景です!冬季以外は上ることができるので、ぜひ!とおすすめしたいところですが、塔を上るのはとてもハード。かなりきついです。荷物はできるだけ軽く、歩きやすいスニーカーで挑みましょう。でも、てっぺんのあの景色を見たら、疲れなんてどこへやら。

2016.7. update.

Magus Mandel

マクス・マンテルの香り

おとぎの国のあちこちから、ふんわり流れてくる甘くて香ばしい香り。鼻をくすぐるような、ちょっぴりスパイシーな香りも混じっています。その香りをたどってゆくと、車輪のついた小さな屋台で、中世の衣装に身をつつんだかわいい女の子が魅惑のアーモンド菓子を売っていました。
中世から変わらないレシピで伝わるエストニアのお菓子、マクス・マンテル(Magus Mandel)。アーモンドに砂糖と16種類の秘伝のスパイスをコーティングした甘くて香ばしいマクス・マンテルは、タリンのいちばんの名物になっています。クレープのような紙の包みに入ったアーモンド菓子を片手に、中世の街を歩きながらポリポリ。シナモンのような香りがクセになり、おいしくて止まりません。
山の手のトームペア城と下町を結ぶ「長い足」ピック・ヤルク通りを通って、旧市庁舎前のラエコヤ広場(Raekoja plats)へ向かいます。高い城壁と分厚い扉のあるピック・ヤルクは緩やかな坂道になっていて、むかしお城の貴族が馬車を使っていた通り(下町の商人たちは勾配のきつい「短い足」を歩いて上っていたそう)。ピック・ヤルク通りで見つけたカフェの雨どいも、「長い足」をあらわすな長〜いブーツ型になっていて楽しい。街には愉快な看板もたくさん。甘くてかわいいだけじゃないタリンの、スパイスのきいたユーモアも魅力。

2016.7. update.

Vegan Restoran V

ヴィーガン レストラン V

ランチはタリンで一番人気のレストラン、Rataskaevu 16(ラタスカエヴ 16)へ!ラタスカエヴ通りの名前がそのままついた古井戸の前のレストランに入ると、なんと本日予約で満席!あえなく撃沈です……(要予約!)
めげずに次のお店へ向かいます。ラタスカエヴ通りを北へ少し進むと、サーモンピンクの壁にハートの「V」の字の可愛らしいお店が見えてきます。フライパンに目玉焼きの看板が目印のヴィーガン料理のお店、Vegan Restoran V(ヴィーガン レストラン V)。 自分はヴィーガンでもベジタリアンでもないけれど、野菜大好きで、フレッシュな野菜が恋しくなってきたころ。こちらも人気店ですが、運良く席が1つ空いていて入れました。お店の雰囲気も最高で、店員さんもやさしくて可愛い。肉や魚はもちろん、乳製品や卵も使わない初めてのヴィーガン料理。お店のイチオシのベジバーガーをオーダー。野菜バーガーだからサンドウィッチみたいな軽いものをイメージしてたけど、とんでもない!ボリューミーなベジバーガーを見てびっくり!その驚いた顔をを見て、店員さんもニコニコ笑っています。一口食べて衝撃………めちゃくちゃ美味しい!!これ、本当に野菜だけ?と感激してしまう味。フェレッシュな冷製ベジスープはも野菜ケーキもぜひ。(ヴィーガンでなくても)野菜を愛する人に、ぜったいおすすめ!

この素敵なお店を教えてくれたのは FIKADAGS さん。「FIKADAGS」は大好きなブログで、写真が本当にきれい。ストックホルムを中心に北欧やいろんなヨーロッパの旅がつづられています。ブログをつづっている彼も、いっしょに旅する彼女も最高にセンスがよくて素敵です。いつかどこかで、お二人にお会いできたらいいな。

2016.7. update.

Pierre Chocolaterie

マイスター・ホーブと ガトーショコラ

タリンを訪れたら、ぜったいに見つけてほしい隠れ家のような場所があります。ラエコヤ広場からレストランが並ぶヴェネ(Vene)通りを少し歩き、見落としてしまいそうな小さな入口のトンネルを抜けると、その奥に映画の舞台のような美しい中庭、マイスター・ホーブ(職人たちの中庭/Meistrite Hoov)が広がっています。13世紀から残る建物を活かした「職人たちの中庭」には、ガラスや木工細工、陶器やテキスタイル、ジュエリーなど、タリンのアーティストたちのスタジオ兼ショップが軒を連ねています。中世の面影を残す聖カタリーナの小径(St. Catherine's passage)カタリーナ・ギルド(Katarina Gild)と合わせて、ぜひ見てほしい場所。
そして「職人たちの中庭」でもう1つ、忘れてはならないのは、1937年創業の老舗チョコレートカフェ、ピエール・ショコラティエ(Pierre Chocolaterie)。タリンの人々に長年愛され続けてきた濃厚ガトーショコラは絶品!オレンジピューレのマーマレードと合わせてもおいしい。冬なら名物のホットチョコレートもぜひ!口の中にとろける甘さと、あの隠れ家のような中庭にずっとひたっていたい。

2016.7. update.

Viru värav

ヴィル門とセーターの壁

毎年11月〜1月に、タリンのラエコヤ広場ではクリスマスマーケットが開かれます。旧市庁舎前にはタリンが発祥の地ともいわれる大きなクリスマスツリーが飾られ、イルミネーションやリース・オーナメントの屋台が並び、街はきらきらと光り輝きます。もしクリスマスシーズンにタリンを訪れるなら、旧市街の東のヴィル門(Viru värav)からタリン旧市街へ入ることをおすすめします。クリスマスシーズンのヴィル門はまさに、おとぎの国の入口。まっすぐラエコヤ広場へ向かえば、クリスマスマーケットでにぎわう幻想的なタリンを楽しめます。
ヴィル門の城壁をくぐって、ミューリヴァヘ通り(Müürivahe)を右に曲がると、「セーターの壁」と呼ばれる編み物の屋台がたくさん並ぶ通りが伸びています。エストニア伝統のミトンやマフラー、ニット帽やセーターなどが売られていて、おみやげにいっぱいほしくなります。
編み物や縞模様の織物が印象的なエストニア。この国に光をともしているのは、伝統的な手仕事。ふわふわのウールのミトンの編みの目にふれるだけで、ほっこりあたたかな気持ちになります。

帰りのヘルシンキ行きのフェリーの時間が近づいてきました。後ろ髪を引かれる思いでヴィル門を抜け、世界遺産の街を後にします。旧市街を1歩外に出れば、モダンな街でもあるタリン。赤いトラムに乗って、もっといろいろまわりたかったな。エストニア野外博物館(Eesti Vabaõhumuuseum)でフォークダンスも見たかったな。いつか、赤いスカートの島、キヒヌ島にも行ってみたい。
ありがとう、タリン。ありがとう、エストニア。Aitäh! Eesti!(アイタッ!エスティ!)

2016.7. update.

Eesti Vabariik

エストニアについて


エストニア共和国

バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の中で最北に位置し、東はロシアと国境を接し、西はバルト海とフィンランド湾に面した共和国。人口約132万人。中世にはハンザ同盟都市として栄えました。歴史的建造物が保存された首都タリンの旧市街は、世界遺産『タリン歴史地区』に指定されています。
>> エストニア共和国について

◇首都=  タリン(Tallinn)/人口約42万人
>> エストニア・タリン 地図


ことば
公用語はエストニア語ですが、タリンではみんな英語も話せます。
フィンランドと違い、日本語スタッフや日本語メニューはありません。

2016.7. update.

Travel Information

エストニアの基本知識


時差

日本との時差はマイナス 7時間。サマータイムのときはマイナス 6時間。
フィンランドとは時差なし。スウェーデン・デンマーク・ノルウェーとは、1時間の時差があるため移動の際は注意しましょう。

タリン 夏の平均気温(℃)
5月 / 9.9 ℃    7月 / 16.7 ℃
6月 / 14.3 ℃  8月 / 15.6 ℃
>> タリン 今日の天気

通貨
・ユーロ(EUR)
・略号は€ (EURO、EUR)
・補助単位 セント(CENT) €1=100CENT
・1ユーロ=1 = 約 115円
 (※2016年7月 現在)
※通貨はフィンランドと同じユーロ。
※物価はフィンランドよりも安いです。

2016.7. update.

Flight & Ferry

フライト・フェリー


飛行機・フライト

日本からエストニアへの直行便はないので、ヘルシンキなどヨーロッパ都市にて乗り換えが必要。飛行時間は約12.5~16時間程度。

フェリー
ヘルシンキ(ストックホルム)からタリン行きのフェリーが出ています。
<ヘルシンキ〜タリン間>
タリンクシリヤライン/片道 約2時間
ヴァイキングライン/片道 約2時間
リンダライン/高速船・片道 約1時間30分

【タリン 日帰り旅行スケジュール】
▶ ヘルシンキ・西ターミナル 7:30発
(Tallink Star/タリンク・スター号)
→ タリン港 Dターミナル 9:30着
〜タリン旧市街 観光(7時間滞在)〜
▶ タリン港 Dターミナル 16:30発)
→ ヘルシンキ・西ターミナル 18:30着

2016.7. update.

エストニア観光局

Visit Estonia

エストニア観光局の公式サイト
http://www.visitestonia.com
エストニア観光局公式日本語 FBページ
https://www.facebook.com/estonia.jp

タリン 観光ガイド

Visit Tallinn

エストニア・タリンの観光案内公式サイト。日本語版もあります。
https://www.visittallinn.ee/jp

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