遊園地でいちばん楽しいのは、アトラクションではありません。世界中の子供たちの笑顔を見ること。デンマークのバッケンには、いろんな国の子供たちが集まってきて、はしゃいだり、わがままいったり、アイスを食べたり……。ヨーロッパ、アジア、アメリカ……言葉も肌の色も違う子供たちが、みんな瞳をキラキラさせて、おとぎの国に夢中になっています。メリーゴーランドに乗って、ぐるぐる回るわが子に手を振るパパとママ。その光景の、なんと微笑ましいことか。旅の疲れなんか吹っ飛んで、幸せな気持ちになります。
ふと、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を思い出しました。どしゃぶりの雨の中、ずっと、回転木馬に揺られる妹を見ているラストシーン。まったく、あれは君にも見せたかったよ。