カストラップ空港でSASの小型機に乗り換え、約70分のフライト。夜の便だったせいか乗客も20名ほど。半分以上は空席で、日本人は自分ひとり。時差ぼけと緊張で体はぐったり。ストックホルムに着くまで、少しでも眠っておこうとまぶたを閉じると、どこからかクスクスと笑い声が……見ると、前の座席からひょっこり顔を出したブロンドの女の子が! 東洋人が珍しいのか、こちらが眠ろうとすると「Hej!(こんにちわ)」とちょっかいを出してくる。お人形のようなつぶらな瞳。か、かわゆい……。スウェーデン語で「ヘイ!」と返すと、ふふと笑って「KEX!」とチョコをくれた。北欧の空の上で、はじめて心を交わしてくれた少女。北国のあたたかいもてなしに感謝しなければ。