わが家の愛犬イングマル（ラブラドール・レトリバー、メス）は、2014年10月20日で、15歳 になった。人間なら90歳はとっくに越えているらしいが、でも元気。まあ元気。年相応に。それなりに……。

ところが、９～10歳前後は最悪だった。友人は「 こりゃあ、死ぬなあ 」って思ったそうだ。確かに、あのままだったら10歳で死んでいただろう。
けれど、イングマルは今も生きている。

獣医師の治療はもちろんだけど、ドッグフードから手作りごはんにしたこと。すがる気持ちでこしらえた100%手作りごはんが、命拾いに繋がったことの一つだと思っている。はじめは24kgのラブラドールの食事量と質に戸惑いながらも、今では私の自信作だ。

イングマルが来た頃のわが家の庭は、木が何本かあるだけで殺風景だった。そこに年々植え続けて、いつのまにか庭中がクリスマスローズになっていった時間や、気まぐれに始める手芸とかジャム作りなどの時間を、犬日より春夏秋冬に重ねてみると、いつだって必ずイングマルが一緒。

生まれた頃、元気ハツラツの頃、病んだ頃、黄昏れ中の今……
イングマルの時間があるまで、日々の暮らしを綴ろうと思う。

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