Denmark Trip 04 2/7

未来のカタチ、エッグチェア

“たまご”のカタチをした美しいフォルム。体をすっぽりとやさしく包み込み、安らぎとくつろぎを与えてくれる優雅な椅子、ザ・エッグ(The Egg)。SASロイヤルホテルのためにデザインされ、当時最先端の発砲ウレタン成型でつくられた60年代のハイテクチェアです。名作アントチェア(The Ant)や、セブンチェア(Series 7)には座ったことがあっても、エッグチェアは初めてでした。だって、価格が70万〜100万円もする、とても高価なもの。ふつうの人が座れる機会なんて……と思っていたら、北欧の空港にも置いてあって、小さな子供がゆったりくつろいでいました。いつか、あの子が大きくなって、たまごの価値を知っても、その美しいデザインが色あせることはないでしょう。エッグチェアは時代の先を行く、未来のカタチなのです。