Denmark Trip 04 1/7  はじめに

アルネ・ヤコブセンの606スウィート。

ラディソンSASロイヤルホテルに、どうしても泊まりたかったもう一つの理由。それは、建築当時のミッドセンチュリーのモダンデザインが残る606号室のヤコブセン・スウィートを見学するため。1960年から今も変わらない「606ルーム」。しっとりとしたブルーグレーの壁に、オブジェのような、鮮やかなブルーグリーンのエッグチェア、スワンチェア、ドロップチェア。その他、AJカトラリーやステルトンのコーヒーポットなど、不朽の名作がショーケースに飾られています。「完璧な美しさ」にこだわったヤコブセンの、究極のスウィート・ルーム。蘭の香りに満ちた、至福のときが待っていました。