Denmark Trip 04 3/7

涙のしずく、ドロップチェア

部屋のソファの横の小さなのテーブルには、涙のカタチをしたブルーグリーンのドロップチェア(The Drop)が置いてありました! 本でドロップチェアは見たことはあっても、女性のための化粧台の椅子としてデザインされたことを初めて知りました。それにしてもかわいい、“涙のしずく”。現在はつくられていない、とても貴重なものだとか。
子供の頃は顔が大きく、足が太いことを気にしていたというヤコブセン。とにかく頑固だったという男からは想像できないほど、優美で、気品に満ちたデザインを描きます。エッグやスワン、そしてドロップの曲線美は、女性の体のカタチのように美しい。「デザインとは、デコレーションではなく、プロポーションなのだ」そう言い放った彼の言葉に共感。その才能に惚れ惚れしました。