Denmark Trip 04 6/7

このシルエット、何に見えます?

1Fのエントランスフロアの真っ赤な壁に描かれた線画。突然ですが、このシルエット何に見えます? ……そう!よく見ると、アルネ・ヤコブセンと名前が入っています。このホテルの、あの2つの名作に見えてきませんか? ヒントは鳥です。鳥の羽に見えてきたら、答えは簡単。正解は……エッグチェアとスワン!
3本足のアリンコチェアに、肘掛けがカモメの羽のガルチェア、牛の角をイメージしたオックスチェアなど、生きものをモチーフにした椅子がたくさんあります。どれも、モデルになったカタチが見えてくると、不思議と愛着がわいてきて、本物の生きもののようにかわいくて仕方なくなってきます。「物の大切さ」というものは、「そのもののカタチ」で決まってくるような気がします。それが、どれほど好きか。好きで好きでたまらないから、椅子を大事に、人はそれを後世に残したいと思うのです。