Denmark Trip 09 1/7  はじめに

大切な本をしまった宝石箱。王立図書館“ブラック・ダイアモンド”。

『人魚姫』や『マッチ売りの少女』など、たくさんの名作が生まれたデンマーク。「本は国の宝」として、王様はアンデルセン童話などの大切に所蔵本を、黒く光る宝石箱の中にしまったそうです。コペンハーゲン港のウォーターフロントに建つ、通称“ブラック・ダイアモンド”と呼ばれる王立図書館の新館。王国の歴史とデンマークモダンが融合した、黒い宝石箱の中を少しだけ覗いてみたくて、古い書物のように重たいトビラを開いたのでした。