
コペンハーゲン中央駅から、チボリ公園をぐるりと回るように、ラディソンSASロイヤルホテル、観光案内所、イヤマ、市庁舎を堪能したら、次に向かう先はDDC!ダンスク・デザイン・センター(Dansk Design Center)。
現代デンマーク建築の巨匠ヘニング・ラーセン(Henning Larsen)がデザインしたガラス張りの建物の中には、デンマークのデザインの「今」がわかる作品がいっぱい。
伝統を受け継ぐダニッシュデザインが、これからどこへ向かって行くのか、いっしょに未来を想像してみましょう。
□写真左/ ルイス・ポールセン(Louis Poulsen)のペンダントライト「エニグマ」が光る
チボリ公園の向かいの大通りに面した、モダンなガラス張りの建物、ダンスク・デザイン・センター(Dansk Design Center/DDC)。 「ダンスク」とは「デンマーク」のこと。訪れた2010年の夏は、「10+ Design Forecast」というエキシビジョンを開催していました。英語が苦手なので、コンセプトがいまいちよくわからなかったのですが、帰国後にWEBをチェックしたら、「 What is good design? And where is design headed?(良いデザインとは何ですか? そして、デザインはどこに向かっているのですか?)」と書いてありました。「10+ 」というのは、21世紀になって10年という意味らしい。そして、これからの10年、その先の未来を、みんなで予想してみましょう、という、とってもかっこいいデザイン展。
DDCの1Fと2Fのフロアでは、インテリア、ファッション、グラフィックなど、様々なジャンルのエキシビジョンが展開されています。「10+ Design Forecast」展では、作品を展示する壁やテーブルなどがすべてイエローで統一されていました。 未来に明るい光が差し込むような、そんなイメージ。21世紀になってからのデンマークデザインの10年は、めざましい技術の進歩とともに、新しい方向性を示してきたようです。デジタルによるイノベーションは、新しいデザインの流れとなって、より機能的で直感的なカタチへと進化しているとか。デンマークの新鋭クリエイターたちは、かつてのヤコブセンやウェグナーと同じように、伝統的なものづくりの方法にとらわれず、つねに未来を見据え、機械やテクノロジーの可能性にかける勇気を持っています。
1Fのショップとカフェが併設された吹き抜けのロビーには、モノトーンのインテリア。天井からは、光の輪が幾重にも重なったようなペンダントライト、ルイス・ポールセン(Louis Poulsen)のエニグマ(ENIGMA)が! 日本人の照明デザイナー内山章一さんの作品で、『宙に漂う美しい光のウイング』というコンセプトでデザインされたペンダントライト。インテリアデザインの王国デンマークで、日本人が光を放っているのが誇らしかったです。
展示のテーマごとに内装が変わるというカフェで、ティータイムにもいいかも。ショップもDDCでしか販売していないデザイングッズが充実しています。
中央駅から歩いてすぐなので、タイトなスケジュールの観光にはおすすめのスポット。定休日はなし。水曜日は21時までオープン。17時以降は入場無料。(※コペンハーゲンカードでも入場無料)
ガラス張りの1Fのメインフロアには、デンマークを代表する巨大なレゴブロックのオブジェが! レゴ (LEGO) は大好き。子供の頃は、親にあんまりおもちゃを買ってもらえなかったので、レゴブロックを組み合わせて、いろんなものをつくって遊びました。あれは、すごく頭の体操になるのです。もし、おうちに小さな男の子がいるなら、クリスマスにはレゴをプレゼントしましょう。きっと、想像力豊かな子に育つはず。デンマーク語で「よく遊べ」を意味する「LEGO」。四角い小さなブロックを積み重ねるだけで、大きなデザインが生まれることもあるです。
デザイン関連の書籍が平積みされたロビーのブックコーナー。北欧旅行へ出発する前に、どれだけ北欧の本を読んだことか。北欧はエディトリアルデザインもかっこいい。ポスターもパンフレットも、バッジのようなDDCのチケットだって捨てられないほどのグッドデザイン。スカンジナビアンフォントの持つ柔らかくて洗練されたプロポーションと、北欧独特の色彩がたまりません。DDCが出版している「ハンス・J・ウェグナー」の本(198DKK)を見つけて、買おうかどうしようか、さんざん迷ったあげく、旅行最終日に駆け込み購入!今では大切な宝物です。