北欧フィーカ|スウェーデン・ストックホルムの旅|ストックホルムのホットなエリア、セーデルマルムとホンシュトゥール。|Scandinavian fika.

デンマーク・スウェーデン・フィンランド、北欧デザインの旅。

セーデルマルムにコーヒーとキャラメルの香り。

ストックホルム地下鉄中央駅(T-Centralen)から、グリーンラインにのって2つ目の駅スルッセン(Slussen)へ。ガムラ・スタン(Gamla Stan)の南に広がるセーデルマルム島(Södermalm)は、「セーデル」の愛称で親しまれる魅力的なエリア。おしゃれなショップやカフェがひしめき、高台からの景色も最高。町にはストックホルムのグッドセンスがあふれています。
トレンドの発信地、SOFO(ソーフォー)。話題のコーヒーショップが集うマリアトリエット (Mariatorget)。再開発でにぎわうホンシュトゥール(Hornstull)。スウェーデンの伝統料理が味わえるスカンストゥル(Skanstull)。
島を北から南へ。西から東へ。コーヒー、キャラメル、フルーツジュース、パンにデリにミートボール………おいしい香りに誘われて、セーデルマルムをめぐります。

□写真左/ SOFO(ソーフォー)で人気の手作りキャラメルショップ、パーランス・コンフェクティール。

The view from Södermalm

セーデルマルムからの眺め

ストックホルムの南に位置するセーデルマルム島(Södermalm)。「セーデル」の愛称で親しまれるこの地区は、アーティストや俳優、音楽家やクリエイターなどが多く住む、個性的でおしゃれなエリア。人気のショップやカフェがひしめき、ショッピングや「フィーカ」にもおすすめです。高台にあるセーデルマルムからの眺めも最高!ガムラ・スタンやユールゴーデン島を一望できます。
中央駅から橋を渡って、ガムラ・スタン(Gamla Stan)へ。そこからセーデルマルム島へつながる坂を上がると、ストックホルムの旅の拠点となる地下鉄スルッセン(Slussen)駅が見えてきます。スルッセン駅前には「NYSTEKT STRÖMMING(焼きたてニシン)」の看板。人気の屋台で、香ばしいニシンのオープンサンドをほおばる人たちの姿が。
メインストリートのヨーダガータン通り(Götgatan)をまっすぐ行けば、人気のティオ・グルッペン(10-gruppen)などのブランドショップが並びます。
写真に映っているレンガ色の建物は、100年前の工場をリノベーションした写真美術館フォトグラフィスカ(Fotografiska)。「チョコレート工場」シュクラードファブリケン(CHOKOLADFABRIKEN)の帰り道で見た、高台からの景色が素敵でした。

>> 2010年「セーデルマルム1」の旅日記も合わせてご覧ください。

2014. update.

Pärlans konfektyr

真珠のキャラメル、パーランス

セーデルマルムの中でも、若手クリエーターや流行のショップが集まる注目スポット、SOFO(ソーフォー)。そこに「真珠」を意味する「Pärlans」という名の人気のキャラメルショップ、パーランス・コンフェクティール(Pärlans konfektyr)があります。オーガニックバター、生クリーム、砂糖、マダガスカル産のバニラなど、上質な素材で作られた手づくりキャラメル。フレッシュラズベリー、レモン&ジンジャー、アップル&シナモン、マンゴー&パッション、チョコレートココア、バニラ、ソルトなど、数十種類のフレーバーが並びます。
なによりパーランスが魅力的なのは、1930〜40年代のクラシカルなスタイルにこだわっているところ。スタッフのファッションも、ショップのインテリアも、流れるジャズも、すべて30〜40年代のもの。スウィングダンススクールで出会った7人組がはじめたキャラメルショップは、モノクロのフィルム映画を切り取ったような上品でレトロな空間。古くて可愛いものが、パールのようにきらめき、キャラメルの甘さとマッチします。(※パーランスの魅力がつまった KOKEMOMO Sweden さんのサイトが素晴らしい)
パーランスのキャラメルをなめながら、SOFO で人気のデリカテッセン・アーバン・デリ(Urban Deli)や、小麦粉やシリアルのパッケージがかわいいサルト・クヴァーン(Saltå Kvarn)のショップめぐりも楽しそう。

2014. update.

Drop Coffee

ドロップコーヒー

コーヒー好きにはたまらないスポット、マリア地区には、ストックホルムを代表する2つのコーヒーショップがあります。スルッセン(Slussen)から地下鉄で1駅のマリアトリエット (Mariatorget)へ。向かった先はストックホルムで大人気のドロップコーヒー(DROP COFFEE)!小さなお店だけど、カウンターに並ぶセラミックレッドのハリオ V60のドリッパーが素敵。ハンドドリップで淹れるコーヒーの香りが店中に広がります。アルバート&ジャックス(Albert & Jack's)のパンも美味しくて、コーヒーのおともにぴったり!
スウェーデンの「フィーカ(fika)」に欠かせないコーヒー。北欧では、コーヒー豆本来の美味しさが楽しめるライトロースト(浅煎り)が好まれるのだとか。コーヒーの酸味が苦手という人もいるけど、いろんなベリーを毎日食べている北欧の人たちは、コーヒーチェリーが持つベリーのようなさわやかな酸味が、コーヒーの美味しさをあらわすことを知っています。
ハリオでドリップされたコーヒーがテーブルに。香ばしさの中に、ほのかに甘い香り。ドロップコーヒーおすすめの一杯を一口………おいしい!ベリーのようにフルーティー!しかも、アイスコーヒー。今までダークロースト(深煎り)のアイスコーヒーしか飲んだことがなかったので、これには感動!
ドロップコーヒーから歩いてすぐの場所に、ロースターとして生まれたもうひとつの人気店、ヨハン&ニューストロン(Johan & Nyström)があります。つぎ行く時は、コーヒー豆のおみやげはぜったいここで買おう!

2014. update.

Hornstull & Juiceverket

ホンシュトゥールのジュースバー

ドロップコーヒーを出て、セーデルマルム島の西へ。ギャラリーがショップが並ぶ大通りホンシュガータン(Hornsgatan)を歩き、やって来たのは、再開発により新たな人気スポットとしてにぎわうホンシュトゥール(Hornstull)。スルッセン(Slussen)から地下鉄レッドラインで3駅目の駅です。
駅ビルもオープンした地下鉄ホンシュトゥール駅前には、話題のフレッシュジュース・バー、ヨゥスヴェルケット(Juiceverket)があります。バーテンダー4人がオープンしたジュース・バーは、ノンアルコールカクテル・バーといった感じでちょっとかっこいい。フレッシュフルーツの甘酸っぱい香りに満ちたバーカウンターで、ミックスジュースのBLENDや、スムージーのSUMOS、ホットブレンドのFLIPSをオーダー。フルーツやベジタブル、ナッツやジンジャーをブレンドする、イケメンバーテンダーの早技にしびれます。赤いギンガムチェックのクールなバーテンダーの一押しは、リンゴとパイナップルをベースにしたミックスジュース「MEXICAN RIOT」。フレッシュでさわやかで美味しかった!
>> KOKEMOMO Sweden「Juiceverket」
水辺のホンシュトゥールの町を歩くなら、リンゴのロゴがかわいいヨゥスヴェルケットのフレッシュジュースがおすすめ!

2014. update.

Hornstulls Marknad

水辺のストリートマーケット

ホンシュトゥール(Hornstull)は、大きな川沿いに黄色や赤の建物が並ぶおしゃれな町。大きな橋からの景色は気持ちが良くて爽快。橋の東側には憩いの緑の公園が広がります。
地下鉄ホンシュトゥール駅から少し歩いた水辺の通りホンシュトゥール・ストランド(Hornstull Strand)で、毎週日曜日(5月〜9月)にホンシュトゥールス・マルクナード(Hornstulls Marknad)が開催されています。マルクナード(Marknad)とは、マーケートのこと。水辺につづくストリートマーケットには、アイスクリームやサンドウィッチなどのフードスタンドが並び、スウェーデンのフリマ「ロッピス(Loppis)」もセーデルらしくキュートな品揃え。日曜日はお店が休みのところもあるので、ホンシュトゥールス・マルクナードは大勢の若者でにぎわいます。
ストックホルムで迎える日曜日。もし、ゆったりできる時間があるなら、午前中はヒョートリエット広場(Hötorget)の「ロッピス」で北欧ヴィンテージ探し。午後はホンシュトゥールのストリートマーケットで、セーデルっ子にまじって水辺の景色を楽しむのもいいかも。
ホンシュトゥールの魅力を教えてくれたのも、KOKEMOMO Sweden のおふたり。コケモモのサイトは、なかなか日本では紹介されない旬の情報をいつもストックホルムから届けてくれます。

2014. update.

Pelikan

ペリカン

スウェーデンの伝統料理といえば、 リンゴンベリー(コケモモ)のジャムといっしょに食べるミートボール!ディナーは、セーデルマルムの南にある老舗レストラン ペリカン(Pelikan)へ。スルッセン(Slussen)から地下鉄グリーンラインで2つ目のスカンストゥル(Skanstull)駅で下車。北へ少し歩くと、人気の老舗ベーカリー グナルソン(Gunnarsons)近くのBlekingegatan通りに、ペリカンの看板を見つけることができます。かつては労働者層が多く集まるエリアだったセーデルマルムで、ビアホールとしてオープンしたペリカン。窓から差し込むわずかな光が、店内を琥珀色のノスタルジックな雰囲気でつつみます。
テーブルの上のローソクの明かりでいただく、スウェーデン風ミートボール。大きくてジューシーなミートボールを、濃厚なブラウンソースと、甘酸っぱいリンゴンベリージャムをからめていただきます。ミートボールに甘いジャムなんて合うのかなぁ?なんて思ってたけど、絶品です!付け合わせのマッシュポテトやキュウリのピクルス、クネッケもスウェーデン風。
ミートボールといえば、ストックホルム市立図書館の近くの Tranan のミートボール も絶品でした!生まれて初めてスウェーデン・ミートボールを食べたお店。私にとって Tranan が、スウェーデンの思い出の味。

2014. update.

シュクラードファブリーケン

CHOKOLADFABRIKEN

「チョコレート工場」という名の手づくりチョコレートのお店。冬はホットチョコレートがおすすめ。
http://www.chokladfabriken.com

サルト・クヴァーン

Saltå Kvarn

小さな村サルトで創業したオーガニック食品メーカー。小麦粉やライ麦粉のパッケージも素敵。
http://www.saltakvarn.se

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