北欧フィーカ|スウェーデンからの贈りもの。ケイコ・オルソンの洋裁店。|Keiko Olsson|クリスマスプレゼント2016|Scandinavian fika.
デンマーク・スウェーデン・フィンランド、北欧デザインの旅。

Syateljè Keiko Olsson (シーアテリエ・ケイコ オルソン)。魔法の言葉のような響きの 小さな洋裁店は、スウェーデン南部の街、リンショーピン(Linköping)にあります。
自然公園の一角にある「ケイコ・オルソンの洋裁店」では、希少な北欧ヴィンテージファブリックをつかった作品が今日も作られています。
幼い頃から仕立屋だった母の手仕事を見てきたという、ヴィンテージ布作家のケイコ・オルソンさん。日本で洋裁の仕事に携わり、2008年に海を渡ってスウェーデンに移り住むようになっても、「洋裁」への思いは変わらなかったそうです。
洋裁店のはじまりや、北欧ヴィンテージ布のこと。
スウェーデンの暮らしや、リンショーピンのアトリエのこと。
「シーアテリエ・ケイコ オルソン……」と魔法を唱えて、
あのレトロなミシンと、可愛いペイントの壁のアトリエをノックします。
スウェーデン・リンショーピン。「ケイコ・オルソンの洋裁店」を訪ねて───
Photos:(C)Keiko Olsson
スウェーデンの布作家 Keiko Olsson さんからクリスマスプレゼントが届きます!
北欧ヴィンテージ布のポーチとクリスマスオーナメントボールを抽選で2名様にプレゼント!
クリスマスにお届けします。>> ご応募はこちら
お店の名前は、Syateljè Keiko Olsson (シーアテリエ・ケイコ オルソン)。
Syateljè はスウェーデン語で Sy=Sew (洋裁)atelje(アトリエ)という意味。
日本から遠く離れたスウェーデンのリンショーピン(Linköping)で、「ケイコ・オルソンの洋裁店」ははじまりました。
幼い頃から、仕立屋だった母の手仕事を見てきたケイコ・オルソンさん。
海を渡り、スウェーデンに移り住んでも、変わらなかった「洋裁」への思い
「もともと私の母が仕立屋だったこともあり、私自身も日本にいた頃から洋裁の仕事に携わってきました。
2008年にスウェーデン第五の都市・リンショーピンに移住してからも、やはり「洋裁」で仕事をしたく、最初はどこかの企業に就職したいと、地元のアトリエに履歴書を送りまくったものの、リンショーピンは個人経営のアトリエが多く、なかなか上手くいきませんでした。その間も、スウェーデン語学校に通ったり、社会勉強のためカフェで働かせてもらったり、移住して最初の2〜3年はそんな生活をしていました。
その同じ頃、地元の友人や知り合いから、洋服のお直しやオーダーメイドの洋服作りなどを頼まれるようになり、周囲の勧めもあって、ならば一人でアトリエを作ろう!と、本格的に「洋裁店」としてやっていこうと決意しました」
2010年「Syateljè Keiko Olsson」設立
「初めは自宅の一室ではじめた洋裁店でしたが、現在は、リンショーピンの街の中にアトリエを構えています。
そこはいわゆる「シェア・アトリエ」で、他のスウェーデン人作家たちと一つの建物をシェアしています。一部屋ずつを個人が自治体から借りていて、そこでそれぞれが全く別の独立したアトリエを持っています。
アトリエのメンバーは、建築家、アクセサリー作家、ガーデンデザイナー、ガラス工芸家、オーダー専門の仕立屋さん、などなどジャンルが様々です。アトリエのメンバーは、Designkollektivet(デザイン集団)というチームで活動することもあり、定期的に一緒にイベントなども行っています。
アトリエの立地は、リンショーピンの地元民に愛される自然公園 Trädgårdsföreningen の一角にありまして、街の中心地でありながら、自然がいっぱいの、とても良い環境で働かせてもらっています。
それから、アトリエのメンバーはもちろん、それ以外でも、リンショーピンに住むデザイナーが何人かいまして、そういったクリエーターとの交流もここ数年多く、とても刺激になっています。特に、RioRio(リオリオ)や Just Wood(ジャストウッド) のデザイナー達とは、今では友人になってしまったほどお世話になっています。スウェーデンで活動する上で、そういった交流が出来ていることが私の仕事に大きく役立っています」
「私が暮らすリンショーピン(Linköping)は、スウェーデンで5番目に大きな都市で、人口約15万人です
第5の都市とはいえ、街の中心部は半日もあれば歩いて巡れるほど小ぢんまりしています。
(ストックホルムから特急電車に乗って、約1時間40分〜50分)
リンショーピンを象徴するものといえば、やはり大聖堂 Domkyrka。スウェーデンで2番目に大きな教会です。
この教会よりも、高い建物を建ててはいけない法律があり、街のどこからでもここが見えるんです。
旅から帰ってきて、このDomkyrkan が見えると、「ああ、リンショーピンに帰ってきたな」とほっとします。
リンショーピンは、ストックホルムのような大都市ではないため、外国人観光客はほとんど訪れない街ですが、とても歴史のある街ですし、近年お洒落なカフェや雑貨屋さんも増え、とても良いところです。
私の夫はスウェーデンのダーラナ地方出身なんですが、リンショーピンで働いているため、私も2008年からずっとここに住んでいます。
平日は毎日アトリエに通っています。自宅から徒歩8分の距離です。シェア・アトリエは自然公園の敷地内にあるので、毎朝公園の自然に触れながら、のんびり散歩するようにアトリエに通っています。
アトリエに着くと、すでに他のメンバーがそれぞれの部屋で仕事をしていて(スウェーデンの人々は朝が早いです)、Hej hej! と声を掛け、私も自分のアトリエに入って仕事をします。
アトリエの表にはショップがあり、私も含め物作りをするメンバーが作品を展示販売しています。お店番は当番制で、私も週1回ほどお店番をして接客することがあります。
お昼になると、共有のキッチンで皆でランチを食べたり、情報交換をしたり、フィーカしたりして、また午後の作業にそれぞれ没頭します。もちろん帰る時間も様々で、Hejdå! Ha det bra! とか、声を掛けて皆帰っていきます。
「個人でそれぞれ会社を持ち働いているけれど、すぐそばに誰かがいる」という、シェア・アトリエならではの不思議な空間に最初は少し不安でしたが、「個人を尊重する」のがスウェーデンの文化なので、ストレスなく過ごさせてもらっています」
「スウェーデン人は日本人と似ている部分が結構多いですが、フィーカの文化にはカルチャーギャップを感じます!
例えば、先日アトリエの「大掃除」があったのですが、まず朝8時に集合でみんなが揃ったら、いきなり「じゃあフィーカしよう!」と、コーヒーをセットして、お菓子を食べながらフィーカをしたんです。
日本だったらありえませんよね?
フィーカをしながら「誰がどこを掃除するか決める」という、かなりのんびりした大掃除の始まりでした(笑)
スウェーデンの一般企業でも、10時と15時にフィーカの時間があるのをご存知ですか?
本当にフィーカ大国スウェーデンです(笑)」
「丁寧に一点一点、心を込めて」
この気持ちだけは 忘れてはいけない。
「私のモットーは、「丁寧に一点一点、心を込めて」。
最近は日本でのイベントの準備でなかなか余裕がない日々ですが、この気持ちだけは忘れないよう心がけています。
ヴィンテージ生地は、仕入れた後にまず手洗いをします(古い物なので、汚れや臭いなどがあるため)。裁断する際も、ほつれや色あせている部分などは使えないので、一点一点確認しながら作業しています。
そして、その生地の模様が一番魅力的にみえるように、裁断する際は柄の見え方にも気を配っています。生地の厚さはそれぞれなので、強度をつけるため芯を貼ったり、縫製に関しても、長く使っていただけるように、丈夫に出来るよう工夫しています。
現在は、どちらかというと日本のお客様の方が多いですが、リンショーピンの街のお店で作品を販売してもらったり、最近では少しずつ取扱店も増えてきました」
「スウェーデンのテキスタイルも、アルメダールス(almedahls)やスピラ(Spira)をはじめ、色々な有名ブランドがあります。
ただ、ヴィンテージ生地となると、有名ブランドの物はかなり希少で手に入りにくいのですが、無名の生地でも、やはりレトロなデザインはとっても素敵です!
ヴィンテージ生地のパターンは、現行のデザインと比べると、独特な色使いとデザインで、素朴な魅力があります。
スウェーデンは今ちょっとした「レトロブーム」でして「Fine Little Day」が本で紹介しているような、ノスタルジックなクロスやロッピス(蚤の市)で見つけるヴィンテージ雑貨も人気があります。
私はリンショーピンやストックホルムのヴィンテージショップやロッピスを定期的に巡り、ヴィンテージ生地を仕入れています。柄が素敵なヴィンテージ生地はとても希少なので、探すのは容易ではないのですが、宝探しをする気持ちで楽しみながら巡っています」
ケイコ・オルソンさんからのクリスマスプレゼントは、スウェーデン・ヴィンテージ布のポーチと、クリスマスオーナメントボール。
どちらも北欧フィーカのクリスマスプレゼント企画のために、特別に作っていただいたものです。
作品で使われている布は希少なスウェーデン・ヴィンテージファブリックで、残りわずかの布から作っていただいた1点ものです。
プレゼントはクリスマスにお届けしますが、北欧スウェーデンでは新年1月までクリスマスツリーを飾るそうです。
クリスマスに Keiko Olsson のオーナメントボールのプレゼントが届いたら、ぜひ1月までお部屋に飾って楽しんでいただけたらうれしいです。
>> クリスマスプレゼントのご応募はこちら
スウェーデン・ヴィンテージファブリックで作られた人気柄のポーチをクリスマスプレゼント!
ポーチはパスポートが縦にすっぽり入る大きさ。タブに使われているリボンは、ダーラナ地方で作られている伝統的な織物のリボンです。
POUCH - VINTAGE FABRIC FROM SWEDEN
Size: タテ 15cm、Zipper size 18cm
スウェーデン・ヴィンテージファブリックで作られたクリスマスオーナメントボールをクリスマスプレゼント!
オーナメントボールには、スウェーデン語でメリークリスマスという意味の「God jul」の文字がゴールドで入っています。
(※オーナメントボールのカラーは(右下の写真)レッドかホワイトのどちらか1点のプレゼントになります)
Christmas Ornament ball - VINTAGE FABRIC FROM SWEDEN
Color: Red or White
ボールの直径8cm
イベント名: Present(プレゼント)
11月23日(水・祝)〜11月27日(日)
12:00〜20:00(最終日のみ17:00まで)
会場:NEURO吉祥寺
主催:ケイコ・オルソン 他
http://t-present.wixsite.com/present
Keiko Olsson の作品はもちろん、ヴィンテージ雑貨の展示販売や、スウェーデンのリンショーピン在住の作家たち Aellie Kim、Rio Rio、Just Wood の商品も販売。日本からはフラワーアーティストの Z-Flower Design、デザイナー・アートディレクターの azroom も参加するグループ展。
Keiko Olsson のヴィンテージ生地で作るワークショップも開催!
・11/23、11/25 「くるみボタンのピアス&ラッピングBOX」
・11/24「手縫いのブックカバー」
・11/26
「クリスマスオーナメントボール」
Z-Flower Design、azroom のワークショップもご予約受付中!
<関東>
Keiko Olsson のクリスマスオーナメントボールのワークショップ(お子様向け)
11月20日(日)
会場:南町田グランベリーモール
定員:80名(4回/各20名)
Keiko Olsson のクリスマスオーナメントボールのワークショップ(大人向け)
11月30日(水)
会場:横浜赤レンガ倉庫 内のカフェ
2号館1F「GRIP ORGANIC」
定員:20名(1回のみ)
<東海>
Merci 手しごと市 2016
12月4日(日)
会場:岐阜県 Zakka Studio Merci
・Keiko Olsson のクリスマスオーナメントボールのワークショップ(大人向け)
定員:20名(2回/各10名)
※Keiko Olsson の作品の展示販売もあります
※詳細が決まり次第、随時更新します。
スウェーデン・リンショーピン在住の「ヴィンテージ布作家」ケイコ・オルソンさんから、最高のクリスマスプレゼントが届きます!
スウェーデンの希少なヴィンテージ布でつくられたポーチ(1名様)と、クリスマスオーナメントボール(1名様)を抽選でプレゼントいたします。
たくさんのご応募お待ちしてます!
【商品】
S-1:
Keiko Olsson のポーチ(1名様)
S-2:
Keiko Olsson のクリスマスオーナメントボール(1名様 ※色はレッドかホワイトのどちらか1点になります)
★抽選で100名様に、北欧フィーカ の「ぬり絵カード」とクリスマスカードをプレゼント!
ご応募いただいた皆さまの中から抽選で100名様に、北欧フィーカの北欧ヴィンテージ”ぬり絵”カード をプレゼントいたします!クリスマスカードを添えてお届けします。
>> 北欧フィーカの「ぬり絵カード」全種類を見る
【応募条件】
北欧が好き。スウェーデンが好き。
ケイコ・オルソンさんが大好きな方。
「北欧フィーカ」や「ケイコ・オルソン」のことをお友達に話したり、ブログやSNSなどでご紹介してくれる方。
【クリスマスプレゼントについて】
2016年の北欧フィーカのクリスマスプレゼント企画は、なんとフィンランドとスウェーデンからプレゼントが届きます!
フィンランドのNUNUCO、スウェーデンのKeiko Olsson のクリスマスプレゼントの中から、お好きなものをお1つお選びください。
>> フィンランド NUNUCO からのクリスマスプレゼントはこちら
【応募期間】
2016年11月7日(月)〜12月11日(日)まで
【クリスマスにお届け】
2016年12月20日(火)〜12月24日(土)を予定
【当選結果】
当選は商品の発送をもってかえさせていただきます。
※個人情報は本目的以外には使用致しません。
※応募受付は終了致しました
Syateljè Keiko Olsson
スウェーデン・リンショーピン在住の「ヴィンテージ布作家」ケイコ・オルソンの洋裁店。2008年に、スウェーデンへ移住。現在はスウェーデン・日本で活躍中。2016年冬は、東京、横浜、岐阜でイベント・ワークショップを開催。
http://keikoolsson.com
今回、スウェーデン・リンショーピン在住のヴィンテージ布作家ケイコ・オルソンさんにお願いして、北欧フィーカとクリスマスプレゼント企画をさせていただくことになりました!ケイコさん、本当にありがとうございます!スウェーデンに日本人が営む小さな洋裁店があると知った時は、なんだか映画のように素敵だなぁと思ったものです。作品としての素晴らしさだけでなく、ケイコ・オルソンさんがスウェーデンの暮らしの中で一針一針、手仕事に励む時間を感じながら、クリスマスプレゼントを手に取っていただけたら嬉しいです。