北欧フィーカ|はじめての北欧旅行・旅メモ3|フライト・アクセス 編|Scandinavian fika.

デンマーク・スウェーデン・フィンランド、北欧デザインの旅。

旅メモ 3 フライト・アクセス 編

日本から北欧へ直行便は、成田国際空港、関西国際空港、中部国際空港(セントレア)から出ています。デンマーク・コペンハーゲン行きのスカンジナビア航空(SAS)と、フィンランド・ヘルシンキ行きのフィンランド航空(フィンエアー)。スウェーデンへは、コペンハーゲンかヘルシンキを経由して行きます。
北欧への航空便とフライト時間は? 空港での乗り換えは? 空港からのアクセスは? 鉄道、地下鉄、バス、タクシー、トラム、フェリー、レンタサイクルの乗り方やチケットは? などのクエスチョンに答える旅メモ。

【追記】2010年の旅の基本情報を、フィンランドを加えた2013年度版に更新しました。

 

□写真上・左/ フィンランド鉄道(VR) とヘルシンキ中央駅の構内。

Flight

フライト

スカンジナビア航空(SAS)
2010年の旅はスカンジナビア航空(SAS)で北欧へ。東京・成田 〜 デンマーク・コペンハーゲン・カストラップ空港への直行便(SK)があり、約11時間半のフライト。成田国際空港から毎日運航しています。
スウェーデンに向かう場合は、デンマーク・コペンハーゲンを経由してストックホルム・アーランダ空港へ。コペンハーゲン 〜 ストックホルム間は約70分のフライト。SASの小型機に乗り換えました。(※2013年現在)

フィンランド航空(Finnair
2013年の旅はフィンエアーで北欧へ。日本(成田・名古屋・大阪)からフィンランド・ヘルシンキ・ヴァンター空港への直行便(AY)があり、約9時間半のフライト。成田国際空港からは毎日、関西国際空港と中部国際空港(セントレア)からは週4〜5日運航しています。
スウェーデンに向かう場合は、フィンランド・ヘルシンキを経由してストックホルム・アーランダ空港へ。ヘルシンキ 〜 ストックホルム間は約60分のフライト。フィンエアーの小型機に乗り換えました。(※2013年現在)


memo
北欧旅行に行く時、飛行機はSASにするかフィンエアーにするかですごく悩みました。スカンジナビアンカラーのSASのデザインに魅かれていたことと、まずコペンハーゲンに向かったため、2010年の旅はSASを利用しました。SASはとにかく機内食が美味しかったです。それから、コペンハーゲンのデザイン空港、カストラップ国際空港も大きな魅力のひとつ。(※フィンエアーにもコペンハーゲン行きはあります)
そして2013年の2度目の北欧は、フィンエアーでヘルシンキへ。白を基調とした北欧らしい洗練されたデザインで、サービスも含め、フライト中も快適に過ごせました。機内には日本人のキャビンアテンダントいるので安心。ストックホルムへの乗り継ぎなどの移動時間もSASより短縮できました。
2つの航空会社のうち、どちらがおすすめと答えるのは難しいです。デンマーク旅行ならSAS。フィンランド旅行ならフィンエアー。スウェーデン旅行ならどちらでもOK。そしてどちらの空の旅も、北欧を十分に堪能できます。

2013年10月より、東京・成田 〜 ヘルシンキ間を JAL(日本航空)も毎日運行しているとのこと! (※2014年3月までの運航)

2013. update.

Transfer

トランスファー

スカンジナビア航空(SAS)で、成田からコペンハーゲン経由でストックホルムへ行く場合、コペンハーゲン・カストラップ空港のトランスファー(乗り換え)は約4時間ありました。乗り換え1時間のプランもありましたが、北欧が初めてだったことと、カストラップ空港が広くて、搭乗時間に間に合うか不安だったため、余裕を持って4時間にしました。

 

memo
乗り換えに慣れていれば、4時間も待たなくてもいいと思います。ただ、北欧デザインあふれるカストラップ空港を見てまわり、北欧の人と言葉を交わし、ごはんを食べてショッピングをしたら、あっという間に搭乗時間になります。つまり、ここでのトランスファーは快適ということ。北欧がはじめての人は、心の準備もできます。

 

 

フィンランド航空(Finnairで、日本(成田・名古屋・大阪)からヘルシンキ経由でストックホルムへ行く場合、ヘルシンキ・ヴァンター空港のトランスファー(乗り換え)は約1時間20分ありました。ヴァンター空港はカストラップ空港よりもコンパクトで動線がわかりやすいため、乗り継ぎはスムーズでした。

 

memo
フィンランドに訪れた5月下旬はちょうどサマーホリデイが始まった時期で、ものすごく混んでました!セキュリティコントロールと入国審査に予想以上に時間がかかり、焦りましたが、時間はぜんぜん大丈夫でした。乗り継ぎまでショッピングも楽しめました。


 

□ eチケットとリコンファーム
ツアー会社から届いたのは航空券ではなくeチケット。フライトスケジュールが記載された1枚のレシートで、チェックイン・カウンターに持って行くだけで簡単に搭乗券がもらえます。スカンジナビア航空もフィンランド航空も、リコンファーム(予約の再確認)は必要ありません。

2013. update.

Access from the Airport

空港からのアクセス

コペンハーゲン中央駅へ
コペンハーゲン・カストラップ国際空港
(Københavns Lufthavn, Kastrup)から、コペンハーゲン中央駅(København H)までをデンマーク国鉄(DSB)の列車が結んでいます。2番線(写真)から発車して3番目が中央駅。約13分で到着。空港から市街まで一番早いアクセス。料金は36DKK。間違えて反対側の列車に乗ると、スウェーデンのマルメへ行ってしまうので注意しましょう。


ストックホルム中央駅へ
ストックホルム・アーランダ国際空港
(Stockholm-Arlanda Airport)から、ストックホルム中央駅(Stockholms Centralstation)までを、アーランダ・エクスプレス(Arlanda Express)が結んでいます。最高速度は時速200km。15〜30分間隔で発車。約20分で中央駅に到着。空港から市街まで一番早いアクセス。料金は片道260SEK。空港到着ロビーから「Arlanda Express」のエレベーターに乗って駅のホームへ。チケットは黄色い自動販売機で購入しましょう。
空港からストックホルム中央駅までリムジンバスが運行しています。リーグブッサルナ社の場合、片道119SEK。所要約40分。10~15分間隔で運行。


ヘルシンキ中央駅へ
ヘルシンキ・ヴァンター空港(Helsinki-Vantaa Airport) から、ヘルシンキ中央駅(Helsingin rautatieasema)までを、フィンエアーシティバスが結んでいます。片道€6.3。所要約30分。20分間隔で運行しています。


memo
ホテルが中央駅から離れている場合や、タリンク・シリアラインやバイキングラインで入国した場合は、重たい荷物を持っての移動を考えると、ホテルまでタクシーを利用した方がベターかもしれません。
ストックホルムからタリンク・シリアラインでヘルシンキへ入国した場合、到着の港オリンピア・ターミナルのすぐ近くには3T・3Bトラムの停留所があります。

2013. update.

Train and Metro

鉄道・地下鉄

コペンハーゲンの鉄道
デンマーク国鉄(DSB)が運営する、市内と近郊の都市を結ぶエストー(S-tog)に乗れば、コペンハーゲンの観光はスムーズ。チケットはゾーン制で、目的地まで何ゾーンあるかで料金が決まります。購入チケットでエストー、地下鉄、バスは制限時間内なら乗り換えが可能。
シングルチケット
/24DKK(2ゾーン内乗車可)。美術館や博物館もまわるなら、コペンハーゲンカードがお得。
コペンハーゲン・エストー 路線図

memo
お得な24時間チケットや回数券を使うときは、駅のホームにある黄色いタイムレコーダーで時刻を打刻することを忘れずに!ちなみに、駅には改札がありません。
郊外列車Re(Regionaltog/レジョナルトー)は、クロンボー城のあるヘルシンゴー(Helsingør)駅や、ルイジアナ美術館にあるフムレベック(Humlebæk)駅まで行きます。

 

ストックホルムのメトロ
市内公共交通機関は、SL(Stockholm Lokaltrafik)社が運営しています。移動に便利なメトロは地下鉄中央駅(T-Centralen)を中心に3路線にわかれていて、グリーンライン、レッドライン、ブルーラインとわかりやすいです。料金はゾーン制で、地下鉄、市内の鉄道、バス、トラム、郊外電車はすべて共通のチケットで利用できます。
シングルチケット2枚/
36SEK〜44SEK。美術館や博物館もまわるなら、ストックホルムカードがお得。
ストックホルム・メトロ/鉄道 路線図

memo
市内観光にはトラベルカードもお得です!24時間券/115SEK。中央駅前の観光案内所で購入。日本のスイカみたいに、改札でピッとやるカード。ブルーでかわいくて、愛着がわきます。

 

ヘルシンキのメトロ
ヘルシンキ市交通局(HKL)が運営する地下鉄は東西を結ぶ1路線のみ。トラム、地下鉄、バスが乗り放題になるデイチケットがおすすめ。
デイチケット1日券
/€ 7。美術館や博物館もまわるなら、ヘルシンキカードがお得。
ヘルシンキ・メトロ 路線図

memo
メトロのレッドオレンジの車体は、アンティ・ヌルメスニエミがデザイン。マリメッコ本社へ行く場合は、ヘルットニエミ(Herttoniemi)駅で下車。中央駅から約15分。

2013. update.

Bus

バス

コペンハーゲンの市バス
市内の移動は黄色い市バスが便利です(写真)。バスは前乗り後ろ降り。路線図を表す番号の後ろに「S」がついているのは特急バス、「N」がついているのは深夜バス。
コペンハーゲン・バス 路線図

カストラップ空港からバス
カストラップ空港からコペンハーゲン市内までは30分〜40分。5A番か深夜バス96N番に乗れば、コペンハーゲン中央駅まで行ける。チケットは車内で購入しよう。

memo
空港から中央駅まではデンマーク国鉄とアーランダエクスプレスを利用したため、バスは乗りませんでしたが、市内観光には市バスは大活躍します。乗り方や降り方は日本とほとんど変わりません。
ストックホルムの市バスは、真ん中の乗車口に段差がないのでベビーカーや車イスでも簡単に乗り降りすることができます。さすがは北欧、空港や駅、公共交通機関などバリアフリーが行き届いています。

 

ストックホルムの市バス
市内の移動は赤や青の市バスが便利です。バスは前乗り後ろ降り。ガムラ・スタン、スルッセンへは59番。北方民族博物館、ヴァーサ号博物館、スカンセンへは44番を利用しましょう。
ストックホルム・バス 路線図

memo
上のストックホルム・バス路線図には、ユールゴーデン島のローゼンダールガーデンがあるWaldemarsudde 駅まで47番のバスが結んでいますが、今はそこまで行くバスはないそうです。ローゼンダールガーデン(Waldemarudde 駅)まで行く場合は、セルゲル広場から出ている7番トラムを利用しましょう。(※2013年現在)

2013. update.

Taxi

タクシー

コペンハーゲンのタクシー
市内のあちこちでタクシースタンドがあり、TaxiまたはTaxa(タクサと書いてある。緑色の「FRI」のサインが出ていれば空車。ほとんどのタクシーでクレジットカードが利用でき、運転手も英語を話せるので安心。料金はメーター制で初乗りは24DKKから。

カストラップ空港からタクシー
カストラップ空港からコペンハーゲン市内までは約20分。料金は200〜250DKKが目安。ターミナル3の税関を出て右側に出るとタクシースタンドがある。


ストックホルムのタクシー
ホテル前やタクシースタンドで乗るのが一般的。流しのタクシーはあまりありません。メーター制で初乗りは45SEKから。

アーランダ空港からタクシー
アーランダ空港からストックホルム市内までは約30分。料金は約490~780SEKが目安。会社によって異なる。必ず車体に『Arlanda - Stockholm』の表示があるタクシーに乗ろう。

memo
タクシーの車種はベンツやボルボ、そしてトヨタのプリウス(写真上)。ストックホルムでよく走ってました。エコな北欧にはハイブリッドカーがぴったりきます。


ヘルシンキのタクシー
ホテル前やタクシースタンドで乗るのが一般的。流しのタクシーはあまりありません。メーター制で初乗りは約€7と高め。乗車人数が増えるとメーターの加算率も上がるので注意しましょう。

2013. update.

Tram

トラム

ストックホルムのトラム
ストックホルム市内、ベルツェリー公園とユールゴーデン島を結ぶトラム。地下鉄、バスの共通チケットや、トラベルカード、ストックホルムカードでも乗車できます。

memo
人気のローゼンダールガーデンへは、セルゲル広場から出ている7番トラムに乗って終点のWaldemarudde 駅で下車。徒歩5分くらい。
写真のような新型トラム以外にも、水色のレトロなトラムや、屋根にコーヒーカップのついたカフェトラムも走っています。

 

ヘルシンキのトラム
ヘルシンキ観光はトラムだけでほとんどまわれます。乗り方も簡単だし、2番・3番トラムに乗れば、8の字でぐるりと市内を一周できます。地下鉄、バスの共通チケットや、デイチケット、ヘルシンキカードでも乗車できます。
(※旧3B・3Tトラムは、 2番・3番トラムに名称変更されました。古い情報のガイドブックだと、3B・3Tトラムのままになっているので注意しましょう)
ヘルシンキ・トラム 路線図

memo
デイチケット(スイカのようなカード)を中央駅のキオスクで購入(※パスポートの提示が必要)し、トラムに初めて乗り込む時、乗車口の読み取り機のどこにカードを当ててピッとやるかわかりませんでした。正解は、中央にピッと当てて、有効期限をインプットさせます。
※詳しくは、いつも参考にさせてもらっている All About のサイトをどうぞ。

2015. update.

Ferry

水上バス・フェリー

コペンハーゲンの水上バス
コペンハーゲンの運河を運航する水上バス Havnebus(写真)のバス停は901・902。王立図書館 〜 ニューハウン 〜 オペラハウス 〜 人魚の像のルートでまわります。チケットはエストー、地下鉄、バスと共通。コペンハーゲンカードも使えます。

memo
水上バスは、ちょっとした運河クルーズが体験できるのでおすすめです。王立図書館から、人魚の像があるカステレット要塞まで行って、ニューハウンやストロイエを通って中央駅まで帰ってくるコースで1日観光しました。運河から見たコペンハーゲンの町並みや、ブラックダイアモンド、オペラハウスが良かったです。

 

ストックホルムのフェリー
スルッセン 〜 シェップスホルメン島 〜 ユールゴーデン島を結ぶフェリー。チケットは地下鉄、鉄道、バスと共通。トラベルカード、ストックホルムカードでも乗車できます。

memo
滞在時間(日数)が短ければ、中央駅からガムラ・スタン(スルッセン)へ行って、そこからフェリーでユールゴーデン島へ向かうプランもおすすめです。

 

ヘルシンキのフェリー
マーケット広場があるエテラ港から、世界遺産スオメンリンナ要塞行きのフェリーが出ています。チケットはトラム、地下鉄、バスと共通。デイチケット、ヘルシンキカードでも乗車できます。

memo
スオメンリンナ要塞は、ヘルシンキ観光の中でもに特におすすめです!スオメンリンナ要塞を出て、帰りのフェリーから見えるヘルシンキの街並は最高です。

2013. update.

Rental bicycle

レンタサイクル

コペンハーゲンのシティバイク
5~12月、市内観光で利用できるシティバイク。自転車についているコイン投入口に20DKKを入れて、スタンドのチェーンをはずします(※返却後、お金は戻ってきます)。 日本の自転車と違ってハンドブレーキではなく、ペダルを逆回しにしてストップさせるフットブレーキのみなので、少し練習してから出発しましょう。

ストックホルムのシティバイク
サマータイム限定のレンタサイクル(写真上)。プリペイドカード3日券/125SEKなどを観光案内所などで購入(※パスポートの提示が必要)。スタンド横のタッチパネルにカードをピッとすると、固定ラックから自転車がはずれるしくみ。

 

memo
「パンケーキの街」といわれる平らなコペンハーゲン街ではサイクリングはおすすめです。
ヘルシンキでは、カンピ(Kamppi)広場に夏季限定でレンタサイクルブースがオープンするそうです。レンタサイクル Pyöräkeskus の、かわいいキックバイクも人気だとか。

2013. update.

SAS スカンジナビア航空

Scandinavian Airlines System

スウェーデン、デンマーク、ノルウェーのスカンジナビア3国が共同で運航する航空会社(日本語)。
http://www.flysas.com/ja-jp/jp/

フィンエアー・フィンランド航空

FINNAIR

ヨーロッパへの一番の近道。快適な北欧の空の旅が楽しめるフィンエアーのサイト(日本語)
http://www.finnair.com/JP/JP/japan

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