北欧フィーカ|デンマークと花の器。セラミックアーティスト、Aya Ogawa|Aya Ogawa handmade ceramics|陶作家・小川綾|小さな花器シリーズ|日本・Made in Japan|Scandinavian fika.
デンマーク・スウェーデン・フィンランド、北欧デザインの旅。

コロンとまあるいフォルムや、しずく型の小さな花器。食卓や窓辺へ。一輪挿しの花が微笑みかけてくれるような愛らしいフラワーベースは、暮らしに寄り添い、花と共に ものがたり を紡いでゆく器。
北欧デンマークのセラミックアーティスト Eric Landon氏との出会いを機に、花器をつくりはじめたという
陶作家・小川綾さん。
「ライフストーリーを生み出す、モノづくり」を志す小川綾さんの作品は、フラワーベースだけにとどまらず、
2018年、4度世界の頂点に輝いた伝説のレストラン、デンマークの「noma」で活躍したシェフ、トーマス・フレベル氏からのオファーを受け、レストラン「INUA」のテーブルウェア開発チームに参加。新たな「皿」の作陶にも力を注いでいる。
デンマークと日本をつなぐ セラミックアーティスト、Aya Ogawa
指先から生まれた 花の器のものがたり ───
2018年6月29日、レストラン「INUA(イヌア)」 東京・飯田橋にオープン!
Photos:(C)Aya Ogawa handmade ceramics
人気の陶作家・小川 綾さんのフラワーベース「小さな花器シリーズ」のセットを抽選でプレゼント!
>> ご応募はこちら
東京出身。ライフストーリー・デザインを根底にもったモノづくりを志す。
大阪・Ceramic Studio TOON にて、異なる色や質感を独自の感覚で合わせたオリジナル作品作りをする。
デンマークにて陶芸ワークショップ(TORTUS COPENHAGEN主宰/2015 年)へ参加。
その後、東京にてアトリエを構える。
国内外問わず作品を販売。近年は陶を活用したプロダクト提案や開発等にも取り組む。
http://ayaogawa.net
instagram @aya_ogawa_ig
ねこじゃらしのフサフサ。
シロツメクサのまあるい形。
名前も知らない、綺麗な葉っぱ。
大切に草花を握りしめて、
母親へのおみやげにと急いだ。
そんな記憶から生まれた、
この小さな花器。
それぞれ少しずつ違う花器の表情、
どれもどこか愛すべき魅力があるように、
どんな人にも魅力がある。
欠点と思えることも、
角度を変えてみればチャームポイントに。
みんな違うからおもしろい。
合わさった時の楽しさが生まれる。
いつも同じような一日でも、
グラデーションを繰り返すように
全く違う一日。
生活の中では、
落ち込む日も、嬉しい日もあるけれど、
それもまた、
違う毎日だから面白い。
誰もが友を傍で見守るように優しくなれたら、
豊かで平和な日々へつながる。
そう願い、
大切な人を応援するような気持ちで
心を込め、作陶しています。
─── Aya Ogawa
「世界のベストレストラン50」で世界第1位に4度輝いたデンマークの 「noma(ノーマ)」で活躍したシェフ、トーマス・フレベル氏(Thomas Frebel)をヘッドシェフに迎え、KADOKAWA が初のレストラン
「INUA(イヌア)」を 2018年6月29日に
東京・飯田橋にオープン
https://inua.jp
2018年、Aya Ogawa
レストラン「INUA」の
テーブルウェア開発チームに参加
北欧・デンマークは、短い期間ながら滞在した経験がある、私の大切な場所です。
東京に新しくアトリエを移して、しばらくは自由に作りたいなと思っていたところ、デンマークからレストラン「INUA」のテーブルウェア制作チームへ参加オファーをいただきました。
最初は信じられない気持ちの方が強くあって、アトリエを引っ越したばかりだし、まだ作業台すらない、ろくろがポツンとあるだけの状態で、窯も土も1から準備しながら進めるという、体当たりのようなトライでした。没頭しながら制作を進める日毎に胸が躍り出しました。
北欧で感じた空気、シェフ・トーマスが新たに作り上げる料理を、「皿」として伝えられる一助になれたらと。楽団の一員として参加するような気持ちで、よいハーモニーを奏でられるように、約半年かけて取り組みました。
成形の段階ではデンマークと日本に居ながらSkypeでミーティングをして、 チームが東京に入ってからは、カラー、質感を調整するために試作を重ねて、 サンプルを前に意見をもらいながら最終的な決定へとなったんです。
「花器」から「皿」へ ──
あのデンマークの「noma」が、日本に新しくレストランをつくるということ。そこに自分が関わり、しかも、メインでやってきた「花器」ではなく、「皿」を求められたことにも、びっくりしました。
話を聞くと「色も形も違うものが小川さんの世界観としてファミリーになってるところが良い」と言っていただいて、それを「皿」へ表現できないかと言うことで。それならできるかもと思ったんです。
提供した中の1つ、ボウルはもともと何気なくテストした器がきっかけだったんですけど、
焼きあがってみたら、「おお、nomaみたい!」っていうアースカラーの色味になって。
トーマスも気に入ってくれて、心の底からうれしかったです。
自分の作品ではなくて、「INUA」を軸にして表現をすることは、 自分の幅を大きく広げてもらうチャンスでしたし、最終的にはラウンジやレストルーム用の花器も作らせていただきました。プロフェッショナルなチームの中でモノづくりすること自体がわくわくして、とても楽しかったですね。
日本だけじゃなく外国から訪れるお客様が、この「INUA」の世界を楽しんでいただけたら嬉しいです。
私自身、陶芸学校や窯元で勉強した経験がなく、街中の ceramic studio の経験から陶芸に入ったので、いまだに作りながら勉強して失敗しての繰り返しですし、本当に知らないことが多いです(笑)
楽しいものを作るために、それに合った技法を教えてもらって、自由に作らせてもらえたことが私には合ってたんだと思います。
なので、今でも窯の隙間にちょっと遊んだものを入れています。
2018年、大阪の ceramic studio から東京で自分のアトリエを持って環境を変えたときに、土や釉薬は同じものを使っていても、窯が違うと色合いや質感が変わってしまって、今も少し苦労しています。
ただ、それもまた新しい窯だから生まれる表現も面白みではあるので、少しずつ窯の個性を受け止めながら、仲良くなっていけたらと思いますね。
モノづくりの考え方は変わらないですけど、作ることばかり作業に追われないように、きちんと心も時間も余白をもって作らないと良い物ができないなと気を付けてますね。
北欧デザインが好きだったこともあって、フィンランドを旅したこともありました。
ARABIA や iittala を見てまわったり。偶然ヘルシンキ現代美術館で展示されていた石本藤雄さんの作品を見られたのはとてもうれしかったです。
2015年にデンマークを訪れたきっかけは、日本以外のセラミックアートに触れてみたいと思っていた時に、Tortus Copenhagen の Eric Landon がアトリエでワークショップを開催しているのを知って、勤務先の夏休みを利用してコペンハーゲンへ行きました。
ワークショップは10人くらいでヨーロッパから来た人が多くて、スウェーデン、フランスやイギリス、スペインから来たりしてましたね。遠い日本からわざわざ参加したのは私くらいかもしれません。
皆明るくて、一緒に美術館へ遊びに行ったり、今でも Instagram でつながってます。
講習は初心者の方もプロの方もいたので、Eric の技術を目の前で見ながら、音楽をかけて、自由に楽しく作るものでした。
特に Eric の作るフラワーベースの色表現が素晴らしくて、日本にはないものだったので本当に憧れでしたし、ただ一本の枝を挿すだけで、空気が変わるような、花器っていいなぁと思ったんです。
それが、私なりの花器を作るきっかけになりました。
この時「noma」のことを知ったのですけど、当然予約なんか取れませんでしたし、数年後に「noma」の仕事をすることになるとは思いもよらなかったですね。
デンマークで良い経験をさせてもらって、今このご縁を育ててこれたことが本当にうれしいですね。
これからも繋げるようにしていきたいです。
Aya Ogawa handmade ceramics「小さな花器シリーズ」のセットを抽選でプレゼントいたします!
作品はすべて手仕事の1点ものです。
手のひらほどのフラワーベースは、えんぴつ型としずく型。指先ほどの小さな小さな花器のミニチュア(写真右)は、この企画のために特別に作っていただいた非売品です。
陶芸や器、花を愛する方。小川綾さんの作品を大切に使ってくれる方からのご応募をお待ちしています。
【小さな花器シリーズ プレゼント詳細】
<小さな花器シリーズ Aセット>
●えんぴつ型 ホワイト [写真左]
ー 高さ約55mm 直径45mm
●指先花器/ ミニチュア1 [写真中・左]
ー 高さ約20mm 直径20mm
<小さな花器シリーズ Bセット>
●しずく鎬型 水霧 [写真右]
ー 高さ約50mm 直径60mm
●指先花器/ ミニチュア2 [写真中・右]
ー 高さ約30mm 直径20mm
ライフストーリー生み出す、モノづくり
器への思い ──
小さな娘が 散歩道でつんだ猫じゃらしを大切に花器へ活ける。
遠い空の向こうへ旅立った大切な人のために、毎日庭の花を活ける。
離れて暮らす、腹心の友と同じモノを眺めながら、日々をがんばろうと約束……
それぞれの人のストーリー。
これは手に取っていただいたお客様から聞いたお話なんです。
モノはただのモノかもしれない。
だけど、そのモノがあることをきっかけに、誰かを想う瞬間があったり、うれしかったり、頑張ろうと思えたり。
人と心を繋いでいくイメージというか。
そういうのを「ライフストーリー」と呼んでみたんですけど、伝わるかな。
そのライフストーリーに繋がるような、モノづくりがしたくて。まだまだこれからですけど、もっと見つけられるはず。一歩ずつですね。
それと、器は、料理とか草花と合わせる道具の役割もあるから、
うつわ単体で成立するような完璧さは少し窮屈かなと思っていて、
デザインが主張過ぎないように、使われる方が自由に楽しむための“余白”を意識しながら作っています。
簡単・便利って日常では特に大事で、工業化が進むのも有難いなと思うんですけど、
ふとね、どこを見ても同じ景色なのは一辺倒のようで、時につまらなく感じることがあるんですよね。
人も物もおんなじで、それぞれの個性を楽しめる空気が広がったらいいなと思って。
個々をふんわり包むような、手仕事ならではのゆるやかな美しさを忘れないようにしています。
■ 使用後は、よく乾燥させてください。カビ等による黒ずみの原因になります。
■ 器の表面や底面(高台) のザラつきが気になる場合はサンドペーパーを掛け(釉薬の上からでも大丈夫)、よく洗ってください。
■ 陶器は吸水性が高いので、料理のシミやにおい移りを防ぐために、焼成後、液体セラミックを浸み込ませる処理をしています。多少の黒ずみやにおいはキッチン用漂白剤で解消される場合があります。
ただ、陶器を長く使っていくと、貫入(釉薬のヒビのような模様)に色移りしますが、色づいた模様が美しいと経年劣化を楽しむ(育てる)考え方もあります。
東京を拠点に活躍する人気の陶作家・
小川綾さん(Aya Ogawa handmade ceramics)の「小さな花器シリーズ」のセットを「北欧フィーカ」を見てくださった方の中から抽選で2名様にプレゼントいたします!
【小さな花器シリーズ プレゼント詳細】
※作品はすべて手仕事の1点ものです。
※AかB どちらかのセットをお選びください
<小さな花器シリーズ Aセット>
●えんぴつ型 ホワイト [写真左]
ー 高さ約55mm 直径45mm
●指先花器/ ミニチュア1 [写真中・左]
ー 高さ約20mm 直径20mm
<小さな花器シリーズ Bセット>
●しずく鎬型 水霧 [写真右]
ー 高さ約50mm 直径60mm
●指先花器/ ミニチュア2 [写真中・右]
ー 高さ約30mm 直径20mm
【応募条件】
北欧が好き。デンマークが好き。
陶芸や器、花を愛する方。
1点ものの小川綾さんの花器を大切に使ってくれる方。
「北欧フィーカ」や「小川綾さん」のことをお友達に話したり、ブログやSNSなどでご紹介してくれる方。
【応募期間】
2018年7月2日(月)〜7月11日(水)まで
【当選結果】
当選は商品の発送をもってかえさせていただきます。商品の発送は7月中旬を予定しています。
※個人情報は本目的以外には使用致しません。
【ご応募】
北欧フィーカ ポスト
E-mail / post@fika10.com
以下の必要事項をご記入の上、メールにてご応募下さい。
◯ 件名:Aya Ogawa プレゼント希望
◯ お名前(漢字とフリガナ):
◯ 郵便番号、ご住所(郵送先):
◯ メールアドレス:
◯ ご職業:
◯ URL(サイト、ブログ、Facebook、Twitter、Instagram など):(※公開しているものがあれば教えてください)
◯ 希望商品(AかBどちらかのセットをお選びください)
:
◯ 今回の企画を知ったきっかけ:
◯ 北欧に行ったことはありますか?(どちらに?):
◯ あなたの大好きな花、または大好きな器の写真を1枚添付してください(※器は食器や花器など、どんなものでもかまいません):
◯ その他、ご感想など
小川 綾
陶作家。大阪・陶音 Ceramic Studio を経て、作陶拠点を東京へ移す。ライフストーリーを生み出す、モノづくりを志している。2018年より、レストラン「INUA」のテーブルウェア開発チームに参加。
ayaogawa.net
今回、陶作家の小川綾さんにお願いして、北欧フィーカで特集をさせていただくことになりました!Ayaさん、本当にありがとうございます!花器をはじめたきっかけがデンマークにあるということで、Ayaさんの手から生まれた作品からは、どこか北欧の空気を感じます。関西で初めてお会いした時、私が「素敵なフラワーベースがあっても、花を活けるセンスがない」と話したら、「でも、花はもう、それだけで美しいので」と呟いた言葉がとても印象的でした。Ayaさんのフラワーベースは、暮らしや物語を紡ぐ花器です。形や質感、色合いや大きさ。暮らしを彩る、花そのものの美しさを感じてください。