北欧フィーカ|フィンランド映画。北欧が生んだ名匠ミカ・カウリスマキの『旅人は夢を奏でる』|ROAD NORTH|北欧映画|Scandinavian fika.

デンマーク・スウェーデン・フィンランド、北欧デザインの旅。

フィンランド映画。北欧の名匠ミカ・カウリスマキの『旅人は夢を奏でる』

フィンランドで記録的大ヒット!北欧が生んだ名匠ミカ・カウリスマキ、待望の最新作『旅人は夢を奏でる』(原題/ Tie pohjoiseen、英題/ ROAD NORTH)。
並み居るハリウッド大作を押しのけて、連続第1位を記録した映画『旅人は夢を奏でる』。過ぎゆく夏を惜しむフィンランドの人々に、もうすぐ訪れる厳しい冬を乗り越えるための、楽しく温かな気持ちを贈った作品が、トロントなど世界各国の映画祭にも笑顔を届け、ついに日本にやって来る。
映画監督ミカ・カウリスマキ(Mika Kaurismäki)は、同じくフィンランド映画界の巨匠アキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki)のお兄さん。

人気ピアニスト・ティモの前に突然現れたのは、35年前に家を出て行った父・レオ──。ろくでもないけどどこか憎めない父と、大人になりきれない中年息子の旅路をユーモラスに描いたロードムービー。

"音楽と旅とハートがたっぷり詰まった、ミカ・カウリスマキの最高傑作!" ──ヴァラエティ誌

2014年1月11日(土)より、東京・シアターイメージフォーラム他 全国順次公開
映画「旅人は夢を奏でる」公式サイト・予告編

□配給/ アルシネテラン (C)Road North 

ROAD NORTH

旅人は夢を奏でる

人生を謳歌する父と、ストイックな息子。35年ぶりに再会して旅に出た正反対の親子が、旅の終わりに見つけた、かすかだが確かな希望とは──?

一流のコンサートピアニストとして成功を収めたが、私生活には失敗してしまった男、ティモ。音楽に全てを捧げる彼のストイックすぎる生活についていけなくなった妻が、まだ幼い娘を連れて家を出て行ってしまったのだ。そんなティモの前に、3歳の時に別れたきり、35年間も音信不通だった放蕩者の父、レオが突然現れる。レオの口車に乗せられて、無理やり始まった親子の二人旅は、ティモにとって、自分のルーツを探る旅となる。存在すら知らなかった母親違いの姉を訪ねることから始まり、行く先々でとんでもない家族の秘密が明かされていったのだ。最初は反発しか覚えなかった父に、次第に共感を抱き、いつしか自分のなかにも父と同じ人生への愛を見出し始めるティモ。しかし、旅の終わりにレオは、さらに驚く“真実”を用意していた──。イヤなことからは全力で逃げ、怪しげな職業を転々とし、根っからのペテン師なのに、なぜか人から愛される父。几帳面でマジメ、音楽以外には目もくれず、約束は必ず守ってきたのに、なぜか上手に生きられない息子。対極的な親子が繰り広げる破天荒な旅は、カウリスマキ監督が得意とする脱力系のユーモアに満ちあふれている。亡き母と自分を捨てた父のようにはなりたくないと、正しいけれど面白くない人生を送って来た息子が、不器用だけれど豊かな父の愛情に包まれ、生きることの喜びに目覚めていく。この旅を通して、父親が息子に手渡すのは、かすかだが確かな希望。それは、旅に同行する私たちの心にも光を灯してくれる、温かな贈り物なのだ。

<公式サイトより>
2014.1. update.

Cast

キャスト

ゆったりと流れる北欧時間と、心に響く音楽が織り成す、ユーモアあふれる人間賛歌!

父親のレオを演じるのは、フィンランドきっての演技派俳優で、ミュージシャンとしても高い人気を誇るヴェサ・マッティ・ロイリ。トップセラーとなっている32もの音楽アルバムをレコーディングし、国民芸術賞も授与された、まさに北欧エンターテインメント界のヒーロー的存在だ。息子のティモには、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のウィストロム役で広く知られている、サムリ・エーデルマン。やはりミュージシャンとして活躍する彼もまた、数々の栄誉ある賞に輝く、フィンランドで最も愛されているアーティストの一人である。そんな二人が、全編にわたってたっぷりと歌と演奏を聴かせてくれる。なかでもセルジュ・ゲンズブールが作詞・作曲し、ジェーン・バーキンとのデュエットとしてリリース、ヨーロッパ全土でセンセーショナルを巻き起こした大ヒット曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」が印象深い。その他にもシューベルトのピアノソナタなどのクラシックの名曲からジョセフ・コズマ、フィンランドのヘヴィメタルバンドのアモルフィスまでの幅広い音楽が、親子が心を通わせる鍵として、物語を彩る。今すぐ旅に出たくなる、森と湖に囲まれた、フィンランドの壮大な自然と、余計な感傷や大げさな演出がない北欧映画ならではの心地よさ。エンドロールが流れる頃には、心から「人生って、いいね」と呟ける、ゆったりと流れる北欧時間をあなたに──。

<公式サイトより>
2014.1. update.

Mika Kaurismäki

ミカ・カウリスマキ

ミカ・カウリスマキ <監督・プロデューサー・共同脚本家>(Mika Kaurismäki, 1955年9月21日)フィンランド出身の映画監督・脚本家・映画プロデューサー。同じく映画監督のアキ・カウリスマキは弟。1981年、弟アキとともに製作・配給会社を設立し、自主制作作品を多く手がける。やがてドイツなどに根強いファンを獲得し、1992年に『ゾンビ・アンド・ザ・ゴースト・トレイン』でフィンランド映画賞監督賞を受賞する。その後『コンディション・レッド』や『アマゾン』などの作品では海外との共同制作も経験し、監督としての名声を国際的なものにしていく。1994年、サミュエル・フラー、ジム・ジャームッシュとの共同制作『ティグレロ - A Film That Was Never Made』によって、国際映画批評賞フィプレスチ賞を受賞。フィンランド国内ではプロダクション会社「マリアナ・フィルム・オイ」の社長を務め、プロデューサーとしてアキ作品『パラダイスの夕暮れ』や『罪と罰』を手がけている。年に一度、ラップランドにおいて、「ミッドナイト・フィンランド映画祭」をアキと共同で開催している。そのブラジルへの深い造詣から、1989年以来、故郷とリオ・デ・ジャネイロを往復する生活を送っている。その他の作品に「GO!GO! L.A」(1998)、「モロ・ノ・ブラジル」(2002)等。

<公式サイトより>
2014.1. update.

※映画の情報について

『旅人は夢を奏でる』の映画情報や予告編、上映劇場・スケジュールなどは、映画『旅人は夢を奏でる』公式サイトをご覧下さい。
http://www.alcine-terran.com/tabiyume/
2014年1月11日(土)より、東京・シアターイメージフォーラムで公開。愛知、静岡、神奈川、北海道、宮城、新潟、京都、大阪、兵庫、福岡、沖縄など全国順次公開予定。

Kiitos!!

今回、映画配給会社アルシネテランさんよりお話をいただき、フィンランド映画『旅人は夢を奏でる』のご紹介をさせていただくことになりました。とても光栄です。ありがとうございます!公開前ということで映画はまだ観ていないのですが、すでに試写会を観られた大ファンの菊池亜希子(女優・モデル)のコメントに気持ちが抑え切れません!無精髭が増えるほどに愛おしくなる、むさくるしくて儚い旅路。まばたきもせず見つめたい。」 あー、早く観たい!